2018年12月03日

末枯れ

12月3日(月)

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何もかも枯れて行く頃、エノコログサが風に揺れている。

面白い名前のこの草、元々は花穂が犬の尾に似ているので、犬ころ草(いぬころぐさ)と云われて
いたのが転じて 「 ネコジャラシ」の別名もある。
花穂を振ると猫がじゃれつくことから、らしいがまだその様子を見たことはない。

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からからに乾いてもう枯れ果てるのを待つばかりだが、陽だまりになびいている。


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クルリンと弾けているのは、ゲンノショウコだ。
花も終わり種も飛ばしてしまったようで、最後まで愛嬌があるな。

末枯れにもそれぞれの姿があり、英彦山の野に満ちている。


★ つれづれに一句

  山の陽に 寂しからずと 末枯るる   yamahiko
     ・やまのひに さみしからずと うらがるる







posted by yamahiko at 22:32| 植物・冬

2018年12月02日

冬支度

12月2日(日)

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冬季閉館が近づく、財蔵坊。
今日は囲炉裏用の薪の整理をすることに、切って積み上げて乾燥を待つが、昔の毎日の暮らしでは
どれだけを使っていたんだろうと想像する。
炊事から風呂焚きまですべてを薪に頼っていた当時は、相当の量になっただろうし、それを用意する
のは常に気掛かりな事だっただろう。

英彦山の古老がよく云うには、軒下に整然と積み上げられている薪を見ると、その家の暮らしぶりが
分かった・・、らしい。
ハイ!、整理整頓して奇麗に積み上げます。

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そうこうしている内に見学の人が・・、今日は公開をしていないので殺風景なんですけどね・・。
法螺貝が珍しいようだ、どうぞ吹いてみてください。
参道を登る行者さん達を見かけたり、なにやかやと冬の一日は過ぎてゆく。


★ つれづれに一句

  不意の客 通す花なき 冬館   yamahiko
    ・ふいのきゃく とおすはななき ふゆやかた

    〜〜・〜〜・〜〜・〜〜・〜〜・〜〜・〜〜・〜〜・〜〜

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褒章受章の祝いの言葉、祝いの花。
有り難う。







posted by yamahiko at 15:56| 財蔵坊日記

2018年12月01日

土人形のこと

12月1日(土)

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財蔵坊には展示品が色々あるが、その中でもこの土人形は長年囲炉裏の煙で燻され、黒ずんで
しまっているが、どことなく可愛く素朴で「薩摩人形」とよんでいた。
鹿児島から、はるばる英彦山へ来た土人形という事になる。

それがヒョンなことから(随分大雑把な言い方だけど)、鹿児島県姶良市の帖佐地方に伝わる
郷土玩具で、製造の起源は江戸時代に遡る「帖佐人形」であることが分かった。


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              姶良市のサイトより。

本来は、こんなに色鮮やかだったのか〜!

そして、こちらもご覧ください。
https://www.city.aira.lg.jp/koho/miryokukanko/tyosa-ningyo.html

色々と思いを巡らせる。
その地方と英彦山には修験道時代には頻繁な往来があり、その折りに手土産として持ち込まれたの
かも知れないし、それ以来坊舎で歳月を重ねて来たのか・・。

すっかり煤けてしまっている人形の姿に、秘められている物語を思うのです。


★ つれづれに一句

  英彦山の 昔語りを 寒灯下    yamahiko
    ・ひこさんの むかしがたりを かんとうか






posted by yamahiko at 22:05| 財蔵坊日記