2018年09月14日

五窟へ

9月14日(金)

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昨日は「英彦山四十九窟」の一つである「五窟」へ、新聞記者の取材で案内しました。

奉幣殿からすぐ近くだが、さっそくちょっとした急登になる。
雨上がりのズルズル状態を大汗になりながらの登りに、やはりまだまだ暑いんだな・・、ここ最近の
雨続きで籠っているので体が鈍ってるようだな・・、などなど考えながら到着。

ここ「五窟」の一帯はかつては大行事社として伽藍も建てられ、山伏の修行場というよりも祭事など
主要な機能も備えていたという。
今は通う人もなくなり荒れているが、よく見るとかつての石垣なども遺されており、霊山英彦山の
歴史の一端に触れる思いだ。


まず眼につくのが、「経窟」だ、他に「大行事窟」・「龍窟」・「門窟」が岩稜に沿うようにして
あり、もう一つの「鶯窟」は谷を隔て構えられている。

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大行事窟。

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龍窟。

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門窟。

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岩盤から勢いよく水が噴き出し、これが「円通の滝」と呼ばれている清水で、他にも大行事窟からの
流れもあり、汗もたちまち治まる涼しさだ。
ここからの水が、奉幣殿境内のご神水として引かれているのです。

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さて、記者さんの撮影は首尾よくできただろうか。
「円通の滝」を撮るのは、下から掬い上げるようにして中々苦労します。

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アケボノソウの群生は咲き始めたばかり、ナギナタコウジュの固い蕾、などなどの中に場違いのように
真っ赤なマンジュシャゲがよく目立ってましたね。

お疲れさまでした。

★ つれづれに一句

  聖域に 彩を尽くして 曼殊沙華   yamahiko
    ・せいいきに いろをつくして まんじゅしゃげ
posted by yamahiko at 00:17| 史跡ご案内

2018年09月13日

歴史の道

9月13日(木)

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木漏れ日の中、一筋に伸びる道。

町営キャンプ場からスキー場、豊前坊へと抜けるこの道は自然遊歩道としてハイカーが行き交っているが
元は耶馬溪、小国方面と英彦山を繋ぐ役割があった。

漂泊の俳人種田山頭火も、江戸時代に全国を歩いて初めて日本地図をあらわした伊能忠敬も、この道を
歩き英彦山を目指している。


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現在も日田から守実、薬師峠、豊前坊、鷹巣原高原(スキー場)、英彦山神宮へと続いており、
その昔は重要な生活道路であり参拝路でもあったことが偲ばれます。
江戸時代中期に整備された、その名残りをとどめている。

英彦山には、いろいろな道がある。
山伏が山内を駆け巡った行者道、峰入り古道、シカやイノシシが秘かに餌を求めて歩く獣道、人々が
通った参拝道、里では坊から坊へ網目のように繋がっている暮らしの道。
今では人の通りもなくなり、茂るに任せている道もある。

スキー場のススキの穂が、風になびく頃になってきた。
小さな秋を見つけに、この道を歩く人が増えてくるシーズン到来だ。

★ つれづれに一句

  風は秋 さらりと一句 成りしとき    yamahiko
    ・かぜはあき さらりといっく なりしとき
posted by yamahiko at 00:00| 史跡ご案内

2018年09月06日

雪舟さんの庭

9月6日(木)

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夏休みも終わり9月に入り、英彦山もひと時静かな日々となるこの頃。
近くの亀石坊庭園を歩くと、あれほど鳴き競っていた蝉の声も少しづつ遠くなり、今は虫の音が
聴かれるようになってきた。

室町時代の画僧・雪舟の作と伝わるこの庭、今は深い木々の緑一色だが秋深まる頃には紅葉に染まる。

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それにしても、暮らしの中に国指定名勝の古庭園が身近にあるという事も、英彦山棲まいならでは
かもしれませんね。

雪舟さんの庭、亀石坊庭園です。

★ つれづれに一句

  雪舟の 庭と伝へて 水澄めり   yamahiko
    ・せっしゅうの にわとつたえて みずすめり
posted by yamahiko at 01:41| 史跡ご案内