2020年03月06日

雫となりて

3月6日(金)

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昨日からの冷え込みで霜が降りたり、それでも放射冷却で日が射しこめば
気温は上がるばかりで、たちまち雫はキラキラに。

もうこの寒の戻りは、終わりだろうな。

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苔の緑が、活き〃と蘇る頃になってきました。

★ つれづれに一句

  春光の 雫となりて をりぬ朝   yamahiko
    ・しゅんこうの しずくとなりて おりぬあさ





posted by yamahiko at 19:43| 歳時記

2020年03月02日

春を呼ぶ神事

3月2日(月)

英彦山に春を告げる、お潮井採り。
2月29日に始ったこの伝統神事は、昨日一行が行橋今井の浜から無事に帰山した。

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霧雨が煙る中まず北坂本の七大童子社で帰山の報告をし、一行をもてなすために
用意された里人の心づくしにひとまず休憩する。

この後、英彦山神宮へ向かう。

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法螺貝を吹きつつ、参道の急登を登る。

この潮井採りとは、
日本古来の神事の始めに行うことで、場を清める禊ぎ祓い(ミソギハライ)を云い、
潮水だけに限らず、海砂・川水・川砂・海藻などその土地によって様々な方法があります。

採って来た潮井を聖域や田畑、家に撒き、その場を清めて災いを払うのです。

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奉幣殿の境内で宮司をはじめとする参加者が、中岳上宮に向かい、汲み取って来た
「潮井」を上座に置き無事帰山の報告をする。
篝火が照らす中、朗々と奏上される大祓詞が辺りの杉木立に荘厳に響く。
英彦山に連綿と続けられてきた、この神事の歳月を思う。

最後に「潮井」を榊に浸して四方を清め、今日の「山中祓い」で終了となります。
そしてこれから、御田植祭、神幸祭へと春の神事が続くことになるのです。

★ つれづれに一句

  法螺貝の 高音〃に 春を呼ぶ    yamahiko
    ・ほらがいの たかねたかねに はるをよぶ




posted by yamahiko at 09:25| 歳時記

2020年02月29日

古式を今に、お潮井採り

2月29日(土)

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今日は英彦山神宮の、お潮井採りの出立ちの日。
英彦山神宮の最も古い神事の一つが、「お潮井採り」です。

潮井採りへと向かう、宮司・神官をはじめ見送りの総代たちが境内に揃い、中岳・上宮の方向へ
出立ちの挨拶をする。
そして、法螺貝を吹きつつ出発です。

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毎年2月末日(旧暦の正月26日)に、英彦山の「松会祈年祭」の祭礼のために、今川、
祓川流域の九里八丁(39キロ)の里山の道を辿り、行橋市沓尾海岸・姥が懐
(うばがふところ)で禊をする。

その潮水を竹筒に汲み、英彦山へ持ち帰って山内を清める神事が、平安時代から千年余り
厳粛に続けられているのです。

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京都平野の道中の村々では、「お潮井採り」の往来を、春を告げる「潮井採り」として、
英彦山の山伏を「やんぶしさん」と呼び、酒迎えの接待座で迎え、五穀豊穣を祈り「貝伏せ」を
してもらって無病息災を祈願し、その古式が今に守られている。

云わば山から、平野、そして海へと人々をつなぎ、季節を告げて来た神事と云うことになるのです。
今年は小雨煙る中の出立ちとなり、英彦山への帰山は明日の日暮れも過ぎた頃です。

★ つれづれに一句

  千年の 古式を守りて 春迎ふ   yamahiko
    ・せんねんの こしきをもりて はるむかう



posted by yamahiko at 11:19| 歳時記