11月18日(月)
紅葉に浮かれてばかりみたいだけども、チャンと勉強もしていますよ。
先日はガイドの研修で、添田町の「中島家住宅(国指定・重文)」の見学会へ。
・写真をクリックすると、拡大されます。


中島家住宅は、小倉から英彦山に至る街道の宿場町であった、本町地区において櫨蝋
(はぜろう)や酒等の製造販売をおこなっていた商家で、屋号は「綿屋」といいました。
土蔵造、一部二階、切妻造、平入の主屋と、醤油蔵、酒蔵の合計三棟が指定されています。
福岡県下の町屋としては間口が広く、商家であるのに農家に近い平面をもっています。
※櫨蝋(はぜろう)…櫨(はぜ)の実から採取した蝋で作ったロウソクのこと。
・添田町役場 ホームページより
現在、保存のための解体修理工事中で、いつもは非公開の内部を見学して担当者より
詳しい説明を受けました(内部の撮影は禁止)。
かつての豪商の屋敷の造りは重厚で部材一つにも風格があり、修理工事が完成の後は
一般公開もされるようで、その時が待たれます。
添田町は解体修理の工程を、ホームページで公開しています。
「中島家だより」
https://www.town.soeda.fukuoka.jp/docs/2019100400014/files/vol1.pdf
中島家住宅の辺りは、その昔は小倉街道として英彦山参拝などで賑わった宿場町の
面影を残しており、いつ来ても整然として静かな通りです。
添田町の歴史を物語る一つのポイントとして、これから発信していかねば、それに
向けての見学会でもありました。
お疲れさまでした。
posted by yamahiko at 21:16|
添田町