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辺りが若葉で包まれる頃、凛としてそれでいて華やかにヤマシャクヤクが
咲き始める。
この純白を何に例えれば好いのかと思うほどの品格があり、山中に咲き始めるのを
待っているファンも多いが、僅かな雨や風にもハラリと散ってしまう。
本当に花の命は短くて、そのもののような花です。
近所の亀石坊庭園の若葉が茂り始める頃が、ヤマシャクヤクが咲く目安で山の
初夏の花が一斉にその姿を見せ始める。
そういえば身の周りの植物を暦のように例える言葉は色々伝わり、それを習いの
ようにしている事がある。
英彦山の人たちは、シャガの花が咲くとマムシに注意する時期になる、カキの新芽が
一寸ほど伸びたらワラビの採り頃・・、と云う風にね。
風薫る頃、風光る頃の山では、凛と咲く花との出会いが待っている。
★ つれづれに一句
咲き初めて 穢れなき白 風光る yamahiko
・さきそめて けがれなきしろ かぜひかる