2023年05月29日

梅雨入り

5月29日(月)

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昨日までとは打って変わり、朝から小雨模様の英彦山です。
こういう日は人出もパタリと治まり、参道も静かなものだ。

今日福岡県も、梅雨入りしましたね。
「梅雨」と聞くだけで、あのジメジメした日々を思い出してしまう。


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卯の花が石垣に枝垂れて、見事な花付きを見せている。

「卯の花くたし」という言葉が季語にもあるが、この白い花が長雨にさらされて
汚れてしまうほどの季節、という意味だ。
その長雨の日々が、今年もやって来るのだろうか。

★ つれづれに一句

  卯の花に 明るき雨と なりにけり   yamahiko
    ・うのはなに あかるきあめと なりにけり






posted by yamahiko at 15:53| 歳時記

2023年05月28日

咲き競う

5月28日(日)

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今日も、我が家の庭の花たちです。
今の時期はギボウシやフウチソウ、シダなどの葉物が生き生きとしており、
その中にツツジ類や流木盆栽のセッコクがチラチラと鮮やかな花色を見せている。


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英彦山に住んで山野草の庭つくりが出来て、何よりの楽しみではあるが、この分野に
興味のない人には、随分地味な「草」の庭としか見えないらしい。
それがチョット悔しいが、自分的にはこれで満足だ。


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英彦山の山気霊気に、すっかり馴染んでいるような花たちです。

★ つれづれに一句

  咲き競ふ 五月の花の 狭庭かな   yamahiko
    ・さききそう ごがつのはなの さにわかな





posted by yamahiko at 15:53| 植物・夏

2023年05月27日

純白の気品、芍薬の花

5月27日(土)

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我が家の庭に、シャクヤクの大輪の花が咲き始める頃になった。

ツツドリが鳴き、空模様も何となく梅雨入り近しを思わせる時期に見事な
純白の花だ。


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もとは手のひらに乗るほどの子株をもらったのが始まりで、毎年草を取り
肥料を欠かさぬ手入れをしていたら、幾つもの花を咲かせるようになってきた。


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辺りを祓うような純白の気品、シャクヤクの花です。

★ つれづれに一句

  芍薬の 花の白きに 瞑目す    yamahiko
    ・しゃくやくの はなのしろきに めいもくす








posted by yamahiko at 16:34| 植物・夏

2023年05月26日

万緑に

5月26日(金)

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もうじき、クルクルと回りながら落ちてゆくだろうな。
さながらヘリコプターの、プロペラのようにね。


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★ つれづれに一句

  万緑に 山の日差しの 濃かりけり   yamahiko
    ・ばんりょくに やまのひざしの こかりけり





posted by yamahiko at 16:51| 歳時記

2023年05月25日

新樹光

5月25日(木)

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降り注ぐ日差しに、時として汗ばむ日もあるこの頃です。
季節は巡り来て、万物ことごとく生命賛歌をうたう季節でもあり、こういう日は
雪舟庭園のそぞろ歩きも好いものだ。

かつての亀石坊庭園のことで、室町時代の画僧・雪舟による作庭で国指定名勝となり、
古きを今に伝えている。

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雨に濡れたつややかな若葉。
日毎に緑を深くする苔。

その風景の中に、すっかり治まっているような数々の石組。

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築山に戴く三尊石組、枯滝石組、池泉の護岸石組、中島の亀石など、水の流れと
石組みを主体としている。

この庭は、とかく紅葉の時期だけ人目を惹くようだが、新緑の美しさも知ってほしいと
つねづね思っている。
遠く近くに山の音と重なり、様々な梢の調べが聞こえてきそう。


★ つれづれに一句

   霊山の 栄華を今に 新樹光   yamahiko
    ・れいざんの えいがをいまに しんじゅこう






  

posted by yamahiko at 19:32| 植物・夏