2023年04月30日

ヒメシャガの薄紫は

4月30日(日)

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明日から5月、風薫る季節到来です。
この季節には「ヒメシャガ」の薄紫の花が涼しげで、我が家の庭でも今が盛りと
次々に咲き誇っている。

ヒメシャガはアヤメ科アヤメ属に分類される多年草で、山地の森林にある岩場や急斜面にあり、
かつては英彦山にも自生していたというが、今ではすっかり見られなくなっている。


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我が家のこれは、近所のバァチャンから分けてもらった数株を大切に育て、長い年月をかけ
株分などで増やし守って来たものだ。
いずれは、皆さんが自由に見られるような場所に移植したいと思っている。

時折りの吹き抜ける山風に、小さく揺れているヒメシャガの薄紫です。

★ つれづれに一句

  夏草の 花の盛りを 揺らす風    yamahiko
    ・なつくさの はなのさかりを ゆらすかぜ




  
posted by yamahiko at 21:55| 植物・夏

2023年04月27日

カヤラン

4月27日(木)

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ふと見上げると、鮮やかな黄色の小花が古木にしがみつくように咲いている。
今の季節に見られるこの花は、カヤランという着生蘭の一種だ。


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それでもこれを見つけるのは難しく、運よく巡り合えばそれはラッキーと言えそうだ。
青葉若葉を見上げては立ち止まったり、里山歩きを楽しみたい。


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よくよく見ると小さいながらも、蘭の花そのものの美しさだ。

★ つれづれに一句

  見上げたる 若葉の風に 染まりつつ   yamahiko
     ・みあげたる わかばのかぜに そまりつつ




  


posted by yamahiko at 21:01| 植物・夏

2023年04月26日

穀雨の後には

4月26日(水)

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雨上りのキラキラ。

この時期に降る雨は、「穀雨」とも云われ豊穣を約束する恵の雨のような響きがある。
一雨ごとに花は盛りを迎え、木々の若葉・青葉を誘う。


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若葉の茂りに、昼も尚暗きほどの参道をゆく。


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それにしても、ゴールデンウイークの天候が気掛かりなこの頃です。

★ つれづれに一句

  咲き競ふ 花の数多も 穀雨かな    yamahiko
    ・さききそう はなのあまたも こくうかな





  


posted by yamahiko at 14:03| 歳時記

2023年04月16日

山シャクヤクが咲く頃

4月16日(日)

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坊跡の庭隅などで、山シャクヤクが純白の花を咲かせる季節になってきた。
もうそろそろ、日当たりの良い谷間でも見られる頃だろうか。

4月ともなると、自然界は急に様変わりし始める。
一雨ごとに土の香が濃い。
谷あいに陽の光が降り注ぐ。
径の草花は今年も精いっぱいに花をつけ、それは楚々として慎ましやか、目になじむ
素朴さ、それでいて高貴な姿だ。

登山道などで、この花に巡り合うとドキリとして思わず立ち止まる。


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これからの時期は、この花をお目当てに山へ入る人達が増えてくるだろうが、
皆で優しく見守りたい季節の花です。


★ つれづれに一句

  若葉風 には光りあり 香気あり    yamahiko
    ・わかばかぜ にはひかりあり こうきあり







posted by yamahiko at 13:47| 植物・春

2023年04月11日

シャクナゲの開花

4月11日(火)

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彦山花園のツクシシャクナゲが、もう見頃を迎えようとしている。
今年は花という花の開花が速く、そして咲き進むのも足早のようです。


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新緑とシャクナゲの開花、英彦山はもう初夏の息吹です。

★ つれづれに一句

  訪ね来て 初夏の息吹に 触るる里    yamahiko
    ・たずねきて しょかのいぶきに ふるるさと




posted by yamahiko at 16:46| 植物・春