6月8日(火)
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英彦山の梅雨は雨が降らぬ日でも、深い霧に閉じ込められる事が多くなる。
その鬱陶しさを振り払うように咲くのが、ヒコサンヒメシャラとオオヤマレンゲ
そしてベニドウダンの花で、「英彦山の三名花」と云われています。
中でもオオヤマレンゲはファンも多く、「山の貴婦人」「天女花」とも称されるこの純白の
気品に心惹かれるようです。
もうそろそろ咲いている頃だと、昨日は北西尾根コースから中岳へ登りました。

奉幣殿の裏手から登り始めバードラインとの分岐点、今回は左側へ進みます。

直ぐに大きな樹が倒れ、道を塞いでいる。
山側へ廻り込む踏み跡が付いており、四苦八苦してどうにか通過完了。

北西尾根の谷を登り切った、いつもの定点で。
ちょうど見頃になっているベニドウダンを入れて、眼下に広がる津野集落から
油木ダム、そして遥かに香春岳を見晴るかす。

木立の間から、鷹ノ巣山、後方には犬ヶ岳の稜線が連なる。
新緑の頃はもう終わり、すっかり緑深い夏山の景色になっている。
そして、中岳山頂のヒコサンヒメシャラへ。


この樹は暫く樹勢が衰えて心配されたが回復し始めたようで、今年は花数も多くこれから
咲き継いで、散り継いでを繰り返す。



ベニだけではない、ドウダンツツジの色の様々を見ながら。
ちょうど見頃のようです。
そして、行者堂近くのオオヤマレンゲへ。



この気品を何に例えようか、言葉が見当たらない。
皆で優しく見守りたい花ですね。
★ つれづれに一句
極まれば 白も烈しや 夏の花 yamahiko
・きわまれば しろもはげしや なつのはな
「英彦山の三名花」に今年も逢えたし、梅雨の中休みという天候にも感謝の
登山日和になりました。
お疲れ様でした。
posted by yamahiko at 06:34|
山行記録