久しぶりに、深倉峡へ行ってみた。
毎年サクラの時期になると、必ず訪れているが今日はその下見もあり、好天に
誘われてのそぞろ歩きという訳です。
そして、ここまで来たからにはという事で、「姥ケ懐」へも足を延ばしました。
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ここ姥ヶ懐は、「彦山流記」に載る山伏の行場、彦山四十九窟の内の「深蔵窟」と
伝わり、私の好きな英彦山霊域ゾーンでもあります。
いつもは深倉の里の人たちにより清掃などの御守りがされており、毎年11月には
大祭が行われている。
この地名どこかでも聞いたような・・、英彦山からお潮井採りに行く行橋市の沓尾の海岸も
「姥ヶ懐」と云います。
そもそもの、地名の由来を調べると、
乳母の懐にいるような地形の場所、ウバは崖のところを指し、川筋や海上の見晴らしの良い所や、
地形の突端に当たる場所、という意味もあるそうな。
確かにここは、それを連想させるものです。

少し暗く静寂の地でありながらも、渓谷の水音も高まり春到来を告げているよう。
サクラが満開の時期に、また来よう。
★ つれづれに一句
霊域の 水音に春の 訪れを yamahiko
・れいいきの みおとにはるの おとずれを