2021年02月28日

日毎に芽吹く

2月28日(日)

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今日で2月も終わりですね。
寒さの中でじっと蓄えていたものが、一気に芽吹き花開く季節がやってくる。

木の芽雨、木の芽風と天気は日毎に変わりやすいが、それも新しい物芽を誘う
空模様だと思えば凌ぎやすく感じる。


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日毎に、逞しく芽吹く。

★ つれづれに一句

  物の芽に ある金剛の 力かな    yamahiko
     ・もののめに あるこんごうの ちからかな





posted by yamahiko at 14:16| 日々のあれこれ

2021年02月26日

点内護法神・てんないごほうじん

       2月26日(金)

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銅鳥居を潜り参道を歩き始める所に、「点内護法神」は鎮座している。
人々の眼には留まることは少ないかも知れないが、長年山内を護り続けて風雪に耐え、
少々色褪せている。
山内に邪悪なものが入らないように、神域の清浄を保つ、その役割を担っているのです。

話は平安時代まで遡り、英彦山の神領である7里4方を守護する為に、48の「大行事社」が
祀られ、それは明治時代に高木神社と改称され現在に至っています。
更にその中に重要な参拝口が7ヵ所あり、それらは「彦山七つ口」が設けられ、そこには
この「点内護法神」がそれぞれ祀られたと云います。

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当時政庁が置かれていた、大宰府の文書にはこのように記載されています。
『 太宰管内志 』

「上代、彦山に領じたり地には、其神社を建て限とす。是を七大行事ノ社と云。
其今ものこれり。七大行事と云は、日田郡 夜開(よあけ)郷 林村の大行事、
又鶴河内村の大行事、筑前国上座郡福井村の大行事、同郡小石原村の大行事、
豊前国田川郡添田村の大行事、下毛郡山国郷守実村の大行事などな り。此社今も
有て神官是を守れり」と記している。

英彦山は、いつもの見慣れている景色の中にも、思わぬ歴史を秘めたものがあり、
時々はチョット足を止めて昔を偲んでみませんか。

★ つれづれに一句

   読み難き 故事来歴や 風冴ゆる  yamahiko
    ・よみがたき こじらいれきや かぜさゆる















posted by yamahiko at 14:29| 史跡ご案内

2021年02月23日

春の水音

  2月23日(火)

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英彦山は、水豊かな里だ。
暮らしの中で、いつもどこかで水音が聞こえてくる。

すっかり春めいて、奏でる水音も明るくきらめいているようになってきた。

★ つれづれに一句

  水音もう 春を奏でて をりにけり   yamahiko
    ・みおともう はるをかなでて おりにけり



posted by yamahiko at 20:35| 日々のあれこれ

2021年02月22日

昔を偲び、六地蔵

2月22日(月)

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別所駐車場から九州自然遊歩道へ入り、別所谷を歩き豊前坊を目指していると、「六地蔵」、
「地蔵坂」とも云われている静寂の地がある。
ここは京築方面や豊後方面からの英彦山参詣道の合流地点であり、前に流れる渓流で身を清め
聖域に入って行ったと云います。


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突き当りの山側に石段があり、その上がまた広場になっておりさまざまな石塔や石仏が
祀られ、眼を引くのは六角柱のそれぞれの面に地蔵が刻まれており、現存するものとしては、
貴重であります。

この一帯が「六地蔵」と云われるのは、それが由来しているそうな。

背景の杉山には、無縁となってしまった墓石が埋もれたり散乱している。
苔むした自然石で上部に梵字が刻まれ、山伏の戒名を僅かに読むことが出来き、かつての
「別所百坊」の山伏やその家族のものだろうか、などと思いを巡らせる。

歴史に埋もれたようになっているこの谷も、昔を偲ぶほどに思いは深くなるものです。

★ つれづれに一句

  盛衰は 歴史の慣ひ 春寒し   yamahiko
    ・せいすいは れきしのならい はるさむし


 


posted by yamahiko at 13:48| 史跡ご案内

2021年02月19日

春雪の眩しさに

2月19日(金)

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新雪が輝く朝を迎えてこういう時は花見ヶ岩でしょう、という訳でフワフワの雪を
踏んで、青空と雪の白さに遊んできました。

この時期は名残雪とも云われるが、それにしてもよく積もったもので、これで
もう充分に雪景色は楽しんだことになる。


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春の雪に鎮まる、英彦山の集落を見下ろす。


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別所駐車場には、ズラリと登山者の車が。
みんな新雪の山を、楽しんでいるんだろうな。


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麓の英彦山遠望スポットへ。
山は霞んでいたが、田んぼは輝いて春本番近しだ。

★ つれづれに一句

  春雪の 白さ深さを 眩しめり   yamahiko
    ・しゅんせつの しろさふかさを まぶしめり




posted by yamahiko at 15:33| 雪景色