2020年08月04日

智室窟へ

8月4日(火)

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7月の九州豪雨の被害なのか、山内の智室窟に土砂が流れ込んでいるという情報が
入ったので、今朝確認へ行ってきました。

朝日が射し込む、智室谷です。
智室谷は古くは山伏の集落がつくられた所で、周りを見渡すとその昔山伏達が、
住んでいたであろう坊の石垣が整然と残されている。
坊の跡地には杉が植林され影を作り、昔の面影はこれらの石垣だけにうかがえるのみ。

ここからしばらく歩くと、智室窟への石段が見える。

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細い石段を登るにつれて、ガレ場状態になっており慎重に足元を確かめながら進む。
さて、智室窟に到着です。


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聞いていた通りに正面右側の岩場の間から、土砂が押し寄せたようで大岩や瓦礫が
なだれ込んでいる。
見上げる、と辛うじて留まっている岩の重なりもあるようで、如何に大雨が降り続いたかが、
よく分かるというものです。


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この窟の特徴とも云える、整然と立ち並ぶ「板碑」などは無事の様子です。

窟とは山伏の修行の場を言い、英彦山の内・外に四十九あると言われ、鎌倉時代に編纂された
「彦山流記」に、この四十九窟が記されています。
特にここ智室窟は当時の様子をよく残しており、その昔の堂宇などの建築物の跡と思われる
礎石なども見てとれます。

この現状は、関係機関に報告しなければ。
そして、ここを訪れる方は途中の道も悪いのでくれぐれもご注意を。


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イワタバコの群生が、ここにも。

お疲れさまでした。





posted by yamahiko at 16:04| ガイド

2020年08月03日

涼を呼ぶ花、イワタバコ

      8月3日(月)

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高住神社周辺のイワタバコ、今年も咲き始めていますよ。

英彦山では至る所で見られるが、やはり北岳へ向かうこのコースでは群生地が点在しており、
それがよく知られているようで、カメラ片手に訪れる人も多い。

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朝9時の高住神社の参道、気温は19℃。
英彦山の中でも、別格の涼しさです。


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神社から山に入りほどなくして、見あげる岩肌に星形の濃い紫色の花。
しゃがみ込んだり背伸びをしたり撮るのに手間取るが、どうやればこの花の美しさ、そして
チョットの不思議さをを写し込めるのだろう。

そしてこの美しさは、ツヤツヤとした濃い葉っぱの緑があればこそだと思うし、その色が
涼しさを誘う。
煙草の葉に似ていて、「岩煙草」とは良くぞ付けられた名前でもあるな。

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イワタバコは英彦山では「イワジシャ」とも言われ、その昔はこの青々した葉は、野菜として
食べられ、また漢方の生薬としても珍重されたという。

少し紫がかった濃いピンクの星形の小花が、木漏れ日の中でややうつむき加減に咲き、
英彦山の夏に涼を呼んでいる。

★ つれづれに一句

  木漏れ日に 姿好きもの 岩煙草   yamahiko
    ・こもれびに すがたよきもの 岩煙草


夏の季語にもなっており、昔はもっと馴染みの深い山野草だったのかも知れませんね。

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帰りは鷹巣原高原を抜けて、心地よい風に吹かれながら。
ここはあと一ヶ月もすると、ススキの穂が立ち上がり初秋の景色になる。











posted by yamahiko at 15:17| 植物・夏

2020年08月01日

木陰に

8月1日(土)

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「英彦山は夏でも涼しいですね」、などとよく言われる。
確かにエアコンなどなくても扇風機で充分で、我が家はそれすらもまだ出していないし、
街中へ出かけた時などその暑さにバテてしまい、早々と英彦山へ帰りたくなる。

それでも英彦山にもそれなりの暑さがあるもので、午後の日盛りなどは参道を歩くだけで
汗まみれになるが、そういう時は木陰に入るとその涼しさに一息つく。


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英彦山には木陰が多くそこを吹き抜ける風はひと際涼しく、夏こそ山暮らしの
醍醐味だとも思える。


★ つれづれに一句

  神域の 涼しき風に 棲み慣れし   yamahiko
   ・しんいきの すずしきかぜに すみなれし







posted by yamahiko at 21:58| 日々のあれこれ