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ワサビの白い小花が、咲く頃になってきた。
山中や麓の山水が染み出している谷、流れに沿ってワサビの小さな株がある。
4月に入ると葉を茂らせ花を咲かせる頃になると、英彦山の人たちはこれを摘み採り、
軽く湯通しして、ピリリとした辛みを楽しむ。
これを「ワサビをタテル」と云うが、多分「点てる」ではないかと思っている。
湯通しした後に強く揉んで辛み成分を際立たせるのだが、その風味を点てるには
ちょっとしたコツがあるようです。
今年はコロナ問題で英彦山神宮の神幸祭は中止になってしまったが、この祭りの頃には
ワサビの季節がやってきたなと楽しみにしているものです。
これからタケノコも出て、次々に山の恵みを戴く初夏へと季節は移って行く。
★ つれづれに一句
霊山の 水の豊かさ 花山葵 yamahiko
・れいざんの みずのゆたかさ はなわさび