2019年06月02日

クリンソウの自生地、兵庫県ちくさ高原へ

6月2日(日)

昨日の続きのようになりますが、関西から帰る途中に立ち寄ったチョット気になるところ、
クリンソウの自生地・兵庫県千種町のちくさ湿原のお話を。

英彦山でも取り組んでいる、クリンソウの保護。
始めた頃は各地の自生地域を検索して、生態やら環境を調べたもので、その時からこの湿原の
事は記憶に留めていて、いつかは訪ねてみたいと思っていたのです。

英彦山のそれは外部から持ち込まれたもので、元来の自生地とは少し条件が違うが、何か
これからの保護や増殖に役立つヒントがあれば良いのではないか。

・写真をクリックすると、拡大されます。

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中国自動車道の山崎インターを下りて、穴粟市に入りちくさ高原まで約40キロ、山の
奥へと車を走らせる。

ちくさ湿原群生地はちくさ高原キャンプ場等が整い、園内には大小7ヵ所の群生地、40万株
にもおよぶクリンソウが咲き誇り、ちょうど今はクリンソウ祭りの最中でした。


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千種町は古代より砂鉄を利用した「たたら製鉄」が行われ、その土質と豊かな山水、広葉樹の
森など、条件がクリンソウの生育には丁度良い環境で今のように群生しているのだとか。
それでも昔はタンポポなどのように雑草扱いされていたらしく、それが今や地域起こしの
起爆剤として保護され人出を集めている。

湿原内は木道が整備され、登山の用意をしていなかった私たちでも楽に歩けたし、何より
天気が良かったので木漏れ日の中、輝くばかりのクリンソウを堪能できた。
ここは殆ど赤紫の花で、大小の群落を巡るようになっている。

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歩こう会や植物観察会らしきグループが多く殆どが近県からのようで、私たちが九州から
来たということに、皆さんビックリのご様子だった。

もう一か所、近くの「たたらの里公園」まで行ってみよう。
ここはたたら製鉄の跡地で公園として整備された時に、クリンソウの自生が発見され今のように
保護されているという。
製鉄所の名残の石垣とクリンソウの取り合わせが、湿原とはまた違った景色を造り、これも
興味深かった。
英彦山にも、石垣が多いしね。

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ここまで整うのは環境もあるだろうが、地元の人たちの並々ならぬご苦労もあっただろう。
地元「クリンソウを守る会」の皆さんの健闘を称えたい。
有り難うございました。








posted by yamahiko at 15:46| 山行記録