・写真をクリックすると、拡大されます。
北岳コースの登山口としてもお馴染みの高住神社。
辺りは樹齢をかさねた木立に囲まれ、鬱蒼としていてそれが深山の雰囲気をつくっている。
この境内付近で時々望遠カメラや(それも大砲のような!)、双眼鏡を持った人たちに遭遇することが
あるが、中には迷彩柄で身を固めていてこちらの方がドキリとすることもある。
中でも三脚を立てている人は、話し掛けないでモード全開になっていて、そういう時はソロリとその
場を通り過ぎるようにしている。
アカショウビンを、待っているんだな・・。
この鳥は夏鳥で全身が赤色、口ばしはオレンジ色というとても目立ち、ヒュルルル・・・と澄んだ
のどかな声で鳴き、今年は特にこの声が聞こえてくるようです。
県内ではこの高住神社周辺が飛来地としてつとに知られており、野鳥の会や写真愛好家が訪ねて
くるのだが、ただひたすらじっと待つのだ。
お目当ての野鳥を見るのは、ベストショットを撮るのは相当な決意が必要なようだが、どんな分野にも
マニアとされる人達はいるもので、その時間が楽しみで幸福なのだ。
そんな人間のことなどまったく存じません、と云う風に今日もヒュルルル・・とのどかの声が
響いている。
★ つれづれに一句
ひたすらに 待つ夏の声 山の声 yamahiko
・ひたすらに まつなつのこえ やまのこえ